Iです。
ドゥカティのモトＧＰマシンが公開されました。
以下リリースです。
ドゥカティ、ボローニャのドゥカティ・アウディトリウムにて、2015年のドゥカティチーム体制とデスモセディチGP15を発表
● CEOクラウディオ・ドメニカーリ：「この数ヶ月間、社内にはMotoGPという冒険に乗り出した時と同じ情熱とモチベーションが漂っている」
● ルイジ・ダッリーニャ：「デスモセディチGP15は旧型から大きく進化しており、2名のライダーとともに野心的な目標の達成を目指す」
● 2015年MotoGP体制／ニューマシン発表会は、テレコム・イタリアの協力の下、全世界にライブストリーミング中継
● ファクトリーライダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾとアンドレア・イアンノーネがデスモセディチGP15を披露
本日、ボルゴ・パニガーレのドゥカティ・アウディトリウムにおいて、2015年のドゥカティチーム体制が発表されるとともに、ファクトリーライダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾとアンドレア・イアンノーネによって、2015年MotoGP世界選手権を戦うニューマシン、デスモセディチGP15が公開されました。
発表会は、SKYスポーツ・イタリア副ディレクターを務め、イタリアで長年MotoGPコメンテーターを務めているグィド・メーダ氏による司会で進行しました。
発表会では、最初にドゥカティ・モーター・ホールディング最高経営責任者（CEO）のクラウディオ・ドメニカーリが登壇し、ドゥカティコルセ内部の雰囲気と2014年の実績について語りました。
クラウディオ・ドメニカーリ：「この数ヶ月間のドゥカティコルセの情熱は、MotoGPプロジェクトを立ち上げた2003年当時を思い起こさせます。新しいGP15は、当初のコンセプトを革命的に進化させたニューマシンと言っても過言ではなく、ドゥカティコルセ全スタッフのプライドと熱意を最高のかたちで表現しています。彼らの献身的な努力には、感謝の言葉しか見当たりません。私は、エンジンのベンチテスト、初期テスト、エンジン・パフォーマンス・チェック、マシンの組立工程、シェイクダウンを個人的に興味深く見守ってきました。スタッフは皆、驚くべき情熱とともに仕事に取り組んでおり、感動を覚えるほどでした。私たちはまだスタート地点に立ったばかりですが、必ず努力に報いる結果が得られると確信しています。2014年のドゥカティは、2013年比2％増となる45,100台のモーターサイクルを全世界のお客様にお届けし、新たな販売台数記録を打ち立てました。これで、5年連続で販売台数記録を更新したことになります。モータースポーツはドゥカティのDNAであり、再びMotoGPの主役に返り咲くことができれば、世界的に成長を続けるドゥカティのグローバル・フレームワークが完成することになるでしょう。私は、自信と期待とともに、2015年シーズン開幕を待っています。ふたりのアンドレアとすべてのスタッフの幸運を祈ります。」
ドメニカーリに続いて壇上に登場したドゥカティコルセ・ゼネラルマネージャーのルイジ・ダッリーニャは、新しいGP15プロジェクトと来るべきシーズンの抱負を語っています。
ルイジ・ダッリーニャ：「デスモセディチGP15は、次回のマレーシアテストでデビューします。2週間前のセパンで使用したマシンと空力に共通点はあるものの、完全なニューマシンです。GP14.3では、ソフトウェア面で大幅な進歩を実現しましたが、このソフトウェアは、GP15に容易に流用できるものです。さらに、サスペンション、シャーシ、エンジンも進歩を遂げています。GP15は、GP14.3と同一のセットアップで走行を始める予定ですが、調整の余地ははるかに拡がっています。私たちは、今シーズン少なくとも1戦で表彰台の頂点に立つという非常に野心的な目標を掲げています。これは、たいへん困難な目標だとわかっていますが、我々は難題に立ち向かうことに慣れています。昨年は、ウィナーとのタイム差を10秒以内に短縮することを目標としていました。これも野心的なチャレンジでしたが、シーズン後半には目標を達成することができました。優勝するには、ホンダとヤマハという2大ワークス、そのマシンを駆る4名の最強ライダーよりも先にフィニッシュしなければならなりません。しかし、これこそが我々の目標であり、アンドレア・ドヴィツィオーゾとアンドレア・イアンノーネであれば、彼らと互角に戦う能力があると私は確信しています。」
ニューカラーを纏うデスモセディチGP15を公開した2名のドゥカティ公式ライダーは、2015年チャンピオンシップに対する期待を表明しています。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ：「数日後にはマレーシアに飛んで、セパンで2度目のウィンターテストに臨みます。早く新しいGP15をテストしてみたいという気持ちで一杯です。昨シーズンの実績には大いに満足しています。今シーズンに関しては、非常に明るい見通しを持っています。チーム内に漂う意気込みや勝利を渇望する気持ちが我々を後押ししてくれています。ドゥカティのファンの皆様は、今シーズンも我々をサポートしてくれるでしょう。この2年間、我々は一心不乱に仕事と取り組んできましたので、そろそろ収穫があっても良い頃だと思っています。」
アンドレア・イアンノーネ：「ドゥカティチームに加われて、本当に嬉しい気持ちで一杯です。ファクトリーチームへ加入は、私の夢でした。すでにドゥカティファミリーの一員という気分です。テクニシャンやメカニックとも良い関係を築くことができ、セパンでデスモセディチGP14.3に乗った時もすぐに良い結果が出せました。マレーシアでのプレシーズンテストはあと2回残っており、次回は初めてGP15でライディングします。このテストでハードワークを続け、マシンの戦闘力を向上させなければなりません。いずれにしても、見通しは明るく、数日後のテストを今から心待ちにしています。」
